DIYで木工作品を作る時にどんな塗装でどんな仕上がりにするのか迷ったりするのってなかなか楽しいですよね!
ペンキで色をつけるのか、ニスでツヤツヤに仕上げるのか。
いろんな種類の塗装方法があるなかで、今回は私がおすすめするオイルフィニッシュを紹介していきます。
オイルフィニッシュはお手軽に塗装ができて、そしてとてもいい感じの風合いに仕上がるのでおすすめです。
というか、私はほとんどの木工作品をこのオイルフィニッシュで仕上げることが多いですね。
なので、どれもなんとなく似たような風合いになるので良く言えば統一感があって素敵!そんな感じです。笑
下の方に作業動画もあるのでそちらもご覧ください。
オイルフィニッシュとは
オイルが木材に深く浸透して、着色料が入っている物の場合は深い色合いになります。
また、耐久性、防汚性に優れています。
ただし水には弱く、放置するとシミのようになってしまうのですぐに拭き取りましょう。
参考:オイルフィニッシュの上にワックスを塗ることで撥水効果が高まるので水にも強くなります!
おすすめのオイル
ワトコオイル
ワトコオイルとは、亜麻仁油を主成分に塗装しやすいように配合されたオイルです。
カラーも
・ナチュラル
・ホワイト
・チェリー
・マホガニー
・エボニー
・ドリフトウッド
・ミディアムウォルナット
・ダークウォルナット
の8種類あり、さらにブレンドすることで好みの色に調合することができます!
くるみ油
くるみ油とは、胡桃(くるみ)の実から取れる乾性油で乾くと固まる性質をもった油です。
木材に浸透すると樹脂化して木の補強や防水効果を発揮します。
木材に塗ると木本来の木目を強調しつつ、うっすらと黄色っぽく色づきます。
天然由来の油なので木製のスプーンやフォーク、お箸などに塗りこむことによって、しっとりとした風合いに仕上がります。
ちなみに、元は食用油なのでもちろん料理にも使えます。
オイルの塗り方
今回はオイルフィニッシュのなかでも人気のあるワトコオイルの塗り方を解説していきます。
深い風合いになってとてもキレイに仕上がります!
まずは基本の下地作り
①木材の表面についた、ほこりや汚れを取り除く
②#240くらいのサンドペーパーで研磨し、表面を滑らかにしつつオイルが染み込むように木地調整をする
※傷が深かったり汚れがひどい場合は#100くらいから番手を上げて調整していく
ワトコオイルを塗っていく
①全体にオイルを塗布していく
多く塗りすぎないように注意する(多く塗りすぎると後の工程の乾拭きが大変になってしまいます)
②15~30分程度、放置してオイルを染み込ませる
③ウエスやいらない布で表面に残っている浸透しきれていない余ったオイルを拭き取り1時間程度、乾燥させる
④また全体にオイルを塗布する(1回目の半分くらいの量で、薄く塗る)
⑤表面が濡れている状態で240番くらいのサンドペーパーで研磨する
この工程をすることでオイルの染み込んだ木の粉が繊維に入り込み、木材の表面が滑らかになります。
⑥表面に残ったオイルをウエスや布で完全に拭き取る
⑦24時間以上乾燥させて完成
⑩いい出来だなあと眺める!笑
お好みでワックス仕上げ
その後にお好みでワックスをかけると防水効果が上がり、ツヤも増す。
おすすめはブライワックスのクリアです。
こちらの記事でブライワックスについてかんたんに説明しています!
木工オイルフィニッシュまとめ
それでは最後に手順を簡単にまとめていきます!
1、#240のサンドペーパーで研磨
2、オイルを塗る
3、15〜30分後にオイルを拭き取る
4、今度は薄めにオイルを塗る
5、そのまま#240のサンドペーパーで研磨
6、残ったオイルを拭き取る
7、24時間乾燥させて完成
こちらが作業動画です。合わせてご覧ください♪