最近、読書が習慣化してきたこゆきまるです。こんにちは!
読書っていいですよね。ゆったりとした時間が流れてなおかつ知識も身についていく。
素敵な時間です♪(知識がちゃんと身についているのかは別のお話。笑)
ということで、そろそろちゃんとしたブックカバーが欲しくなってきました。
よし、、作ろう!レザークラフトだ!!
革製品っていい匂いがして、使えば使うほど味わい深くなっていく。
そんなブックカバーがあればもっと読書がしたくなりますね!
型紙作成
今回作るブックカバーはB6サイズや四六判サイズの単行本サイズのブックカバーです。
ビジネス本や新刊の小説、エッセイなどのサイズです。
この単行本のサイズは
・『B6判(128㎜×182㎜)』
・『四六判(128㎜×188㎜)』
が標準のサイズとなっています。
本の厚みはもちろんそれぞれ違うということと、出版社によって微妙にサイズが違うということがあるので余裕を持ったサイズ感にしていきます。
このブックカバーの型紙製作はとても簡単でパーツは3個だけです。
まずは表面となる型紙。これはA4の紙の大きさそのままのサイズです。
そして内側にくるパーツはA4の紙を横に7㎝ずつカットしたサイズを2個。
これだけでできちゃいます♪
レザーをカットしていく
さっそくレザーをカットしていきましょう。
まずはA4の紙をレザーの上に置いてけがきます。
けがきとは、針のようなもので線印を付けていくことです。
次にA4の紙を横方向に14㎝の所でカットし、そのサイズでまたけがきます。
それぞれの大きさでレザーをカットできたら、14㎝のほうを2個にわけたいので7㎝ずつに中心でカットしていきます。
これで大きなパーツが1個と小さなパーツが2個になりました。
床面磨き
レザーの床面(裏面)はザラザラと毛羽立っているので床面磨きという処理をしていきます。
「トコノール」や「トコフィニッシュ」という床面磨き剤を使ってひたすら磨いていきます。
この時にガラス板(コップの底など)のようなつるつるとした硬い物で磨くと作業がしやすく、きれいに仕上がります。
トコノールを塗ってしばらく磨いていると毛羽立っていた床面がだんだんと滑らかになっていき、トコノールが乾いてくる頃にはツルツルとツヤも出てきてなめらかな触り心地になってきます。
その状態になったら床面磨きは完了です!
内側になる所のヘリ落とし、コバ磨き
今回のブックカバーの場合、内側に貼る小さなパーツ2個の内側の辺(コバ)が後から作業がしずらいので先に仕上げ処理をしていきます。
まずはヘリ落としというレザーの角を切り落としていく作業をします。
ヘリ落としで、ある程度なめらかになったらやすりでコバを磨いてさらになめらかにしていきます。
そして最後になめらかになったコバにトコノールを塗って磨いてツルツルに仕上げていきます。
この最後のコバ磨きに使う道具として専用のコバ磨きのための棒があるのですが、私はいつも帆布で磨いています。指先の感覚で作業ができるのでおすすめです!
ちなみにコバ磨きの棒は使ったことがないので、いつか使ってみたいです。
レザーの側面(辺)のことを「コバ」といいます。
レザーを接着
さて、いよいよレザーをボンドで接着していくのですがボンドを塗る前に先ほど磨いた床面をボンドを塗る所だけやすりで荒らしていきます。
えっ!?せっかく磨いたのに!??
と、なってしまいますがボンドの接着力をより高めるために必要な工程なのです。なんとなくもやもやした気持ちは耐えましょう!
荒らした所にボンドを両面塗って、少し乾いたくらい(触るとちょっとくっつく程度)で接着、そしてぐいぐいと圧着していきます。
指でこすりつけても良し、ガラス板でこすっても良し、専用の圧着ローラーを使っても良しです。
とにかくしっかりとくっつけることが大切なのです!
レザーを縫い付けていく
しっかりとレザーがくっついたら次はいよいよ糸で縫い付けていきます。
洋服などのお裁縫と違って、レザークラフトでは菱目打ちという道具を使って先に穴を開けてから縫い付けていきます。
まずは菱目打ちで穴を開けて、糸の両端に針をつけて縫っていきます。
この作業がまた無心になって集中するんですよね。少し変わったレザークラフトの縫い方もいつか紹介しますね!
最後まで縫い終わったらライターで糸を炙って溶かして、そして押し付けてほどけないようにしたら終わりです!
仕上げはこうだ!
最後の仕上げに4隅の角を革包丁でザクっとカットして少し丸くさせます。
この工程があるだけで完成度がグッと上がっていい感じになりますよ!
そして、全体のヘリを落としてなめらかにします。
最後に1周ぐるりとコバ磨きをしたら、はい完成!!
あとは本をセットして読書です♪
まとめ
最後に工程をまとめていきます。
・型紙を作成する
・レザーにけがいて、レザーをカット!
・床面(裏面)を磨いてつるつるにする
・内側になる所を先に処理して仕上げる
・パーツを組み合わせる
・菱目打ちで穴を開けて糸で縫い付ける
・外周をきれいに処理して完成♪
作業工程動画はこちらです!!